株式投資の黄金ルール【オニールの成長株発掘法】: カップウィズハンドル戦略を徹底解説!
僕本当に本って色々読むんですけれども数ある本の中でももう屈指の名作、それは株というジャンルを飛び越えて、もうほんという中で見ても非常にこうすばらしい最強の本じゃないかなというふうに思っておりますね。この方できるだけわかりやすくみなさんに解説していきたいと思います。で、この本、本当にこの導入部分がですねすごく感動した文書があるのでそちらをね一部抜粋させていただいてるんですけども、「本書によってあなたは人生を変えることができる。あなたさえ望めば誰もそれを止めることはできない」とこういうことで、こうすばらしい事が書いてるんですね。
たしかにこの本を読んだ時に僕もこれは人生を変えるかもしれないと。それはなんでかというと、やっぱりこう今は給料だけで働いてお金を稼いでいてもなかなか楽しい人生を送れないということで、投資を使って自分の人生の金融資産を増やすスピードを加速させようと。そのヒントになるものが必ず得られるという、そういうニュアンスですね。
はい、ということで。ただこの本、人生を変える可能性を秘めているんですけども、すごく難解というか専門用語が非常に多くですね、よくわかんないということで挫折する人は結構多い本でもあるんですけれども、できるだけわかりやすく伝えていきたいと思っておりますので、是非最後までご覧ください。
この本を書いたそもそもウィリアム・J・オニールって誰なんですかっていう話を軽くしておきたいんですけれども、この本を書いた方はね、ウォール街で最も成功した投資家の一人と言われていまして、ウォール街っていうのは金融の街ですね。株式市場で得た利益で30歳でニューヨーク証券取引所の簡易型を取得ということで、このオニールさん自体も株で非常に儲けているということですね。そしてこれ面白いのは機関投資家向けの調査会社を設立してしまうということですね。インベスターズビジネスデイリー創始者ということで、これは結構有名な雑誌があるんですけども、その創始者であるということですね。
マーケットの魔術師っていう世界のトップトレーダーを集めたインタビュー集の本があるんですけども、そちらにも登場する、まあすごく有名なすごい人ですね。
目次株の分析方法の概要
で、この本、何がすごいってい、株の分析が半端じゃなくてですね、過去125年分のデータをまとめて、その中から成長株、要するに大化け株ですね、高株価上昇する株というのには共通点があるということで、その125年分のデータの中から共通点を今から紹介するよという、そういう本なんですね。
キャンスリム編とチャート編
大きく分けて二つあるんですね。キャンスリム編とチャート編とこの二つに分かれるんですけれども、キャンスリムっていう手法を使って銘柄をスクリーニングする、要するに企業分析の方ですね。こういう企業なら買っても大丈夫だというのをまずこのキャンスリムで絞り込むと。で、その後にチャートの形が現れたら買いだっていう、そういう話ですね。
今回はこのチャートの方ですね、こちらについてこのブログでは解説していきたいと思います。
カップウィズハンドルの基本形
過去125年分の株式データを基に、株価が上昇する時によく現れるシグナルみたいなものがあるのけれども、それが一番よく登場するのがカップウィズハンドルっていう形なんですね。要するにチャートにこのカップウィズハンドルが現れたら買いだという、そういう話なんですよね。
カップウィズハンドルってなんですかっていうのをこの本書で説明されているんですけども、まずこちら早速観ていただきたいんですけども、Appleコンピューター、皆さんご存知のAppleですね。これにカップウィズハンドルが表れていると。買いポイントここだというふうに書かれてるんですけども、これを見てなるほどと思った方はもうこのブログ読む必要はないです。ただ、99.999%の方は違う、何を言ってるんだこれと思ったと思います。
で、これを今からできるだけわかりやすく解説していくので、はい、まずこちらですね。こちらがカップウィズハンドルの基本形の形となっております。
カップウィズハンドルの具体的な形状
まずこの右上に書いている高値が買いポイントって書かれてるんですけども、ここに来た時に株を買うといいよという話ですね。で、それのまず大前提として30%以上株価が上昇している必要があるんですね。要するに上昇トレンドに株が乗っているということで、まずこの一番左ですね、30%以上上昇しているという条件ですね。
次に見ていきたいのが、そこから株価が下落します。その株価の下落の深さですね。これでは12%から33%下落っていうことなんですね。
そして次に見ていきたいのが横の軸、ベースの幅っていうふうに本書では説明されているんですけども、大体3カ月から6カ月という時間を経てこのベースというのは形成されるよという話ですね。
底値の部分と出来高の特徴
で、ここで特徴的でかつ重要であるので覚えておいてほしいというふうに書かれてるんですけども、このベースの幅のほんと底値の部分、ラインですね。このあたりで1週間から2週間出来高が減少するというふうに書かれております。出来高っていうのは株のトレードの量のことですね。たくさんトレードされる日もあれば、全然トレードされない日もある。たくさんの人が取引したかどうかというのを出来高っていう風に言うんですけども、その出来高が減少するという特徴が現れるということですね。
そしてここまで来たらカップの部分ですね。これが形成されます。
取っ手の部分とふるい落とし
で、「with handle」っていうその取っ手の部分の話なんですけども、ここでは1週間から2週間株価が下落します。それはどれぐらい下落するんですかっていうと、5%から10%下落しますということですね。これは機関投資家による買い集めの影響だということで、ふるい落としと言われるやつですね。これが発生します。
で、ここで注目なんですけれども、これは10週移動平均よりも上でかつ出来高が減少するということですね。この10週移動平均というのは移動平均線って言って、その日々の値動きを集約させたようなものなんですけども、その移動平均線よりも上で発生するということで、この移動平均線にも下の場合は株の勢いがなくてまた下がってしまう可能性があるということですね。出来高に関しても減少するという特徴があるよという話です。
買いのポイントとその後の動向
1週間から2週間かけて5パーから10%下落したと。出来高も減っているという、そこが買いのポイントであるということですね。
で、その買いのポイントというのはほとんど左側のカップの出だしの部分なんですけども、この左側のポイントよりも大体安くなるよということですね。
で、ここまでできたら買いのポイントになるということで、そのポイントが来たら買いましょう。なかなかこのチャートが現れるまでは下に行く可能性もあるということで、勘違いしがちなんですけど、安い時に買えばいいんでしょ、なんで上がってから買うのって思うかもしれないんですけれども、それに関してはもう本当に上に行くか下に行くかっていうのは誰にもわからないので、下落している時に買ってしまうとそのまま下落を続ける可能性も全然あるということで、ちょっと上昇してから株の勢いがあるというのを確認した上で買いましょうっていうところですね。
取引量と上昇の確認
ここで買いポイントで株を買いますと、その後にブレイク、高値を抜いていくと出来高が急増するという特徴があるわけですね。50%から多い時だと100%、めちゃくちゃ取引量が増えて、みんなが売買しているということですね。
で、ここまで来たらもう最高ですよね。毎日毎日株価が上昇してお金がどんどん増えていくという状態に入るわけですね。
じゃあ、いつ売ればいいんですかっていう話になるんですけど、そちらに関しては何パーセント上昇したら売るとかそういう明確な定義はなくて、どちらかというとブレイクした後は週足のチャート、高値と安値の値幅がほぼなければその上昇は収束したとみなすということで、まあこれはどういうことかというと、単純にほぼ株価が動かなくなったらもう売りましょうと、そういう話ですね。勢いがあるうちはどんどん上がっていくんですけど、だんだんこう上がりも下がりもしなくなってきたらそろそろ収束したということで株を売りましょうということですね。
売りのタイミング
このオニール本にも書かれているんですけど、アマチュアはそれに気付かず株価は5パーから10パー上昇した後に急落することがあると。その値幅ですね、そこには注目しましょうという話ですね。
ここまでがカップウィズハンドルの解説となります。おそらくこの日本人のブログでここまで細かく解説しているものは初めてじゃないかなというふうに思っております。他にあったらちょっと恥ずかしいんですけど、たぶん初めてだと思います。
カップウィズハンドルの具体例
で、このカップウィズハンドル、わかりやすい例としてこの本の中で取り上げられているのが、このシーコンテナーズの週足チャートっていうものになるんですけども、株銅先ほど30%ぐらい調整する、下落することがあるっていう風に書いたんですが、もちろんその限りではなくて50%から60%調整することもあるということで、このシーコンテナーズのこの画像のチャートは50%から60%調整した例ですね。こういうぐらいを長い期間をかけてカップウィズハンドが出ることもありますよという、そういう話ですね。
はい、まあここまでずっとアメリカ株の話ばっかしてるんですけども、日本株でこの典型的なカップウィズハンドの形を見つけたので、こちらについても解説していきたいと思います。ベイカレントっていう会社ですね。
日本株におけるカップウィズハンドルの事例
これ重要なことなんですけども、必ず週足で見てください。チャートはチャートというのは日足、週足、月足ってこう期間に応じてキャンドルの長さが、ローソク足の長さが変わるんですけれども、週足ですね。
まああまり細かいことを気にせずに、この「株探っていうサイト」で週足っていうボタンがあるんで、週足っていうボタンを押せば週足になるんで、まあまあそんなに細かいことは気にしなくていいんですけど、他のサイトとかも色々見たんですけど、日足で説明しているサイトとかもありまして、その日足とかで見てしまうとこのベースの期間ですね。3か月から6か月っていう風に書いたんですけども、その間の株価の下落が要するにパワーがあまり溜まってないということで不十分な理由ですね。日足で見て下がっているからカップウィズハンドルなのかっていうと、そういうことでもなくて、長い期間をかけて形成していかないとあまり意味がないという、そういう話ですね。
ベイカレントの具体的な事例
ということでこれ見ていきたいですけれども、まさにこの一番左の矢印ですね。株価3000円ぐらいから4000円ぐらいにかけて上昇トレンド乗ってきてますと。で、株価30%上昇ですね。
で、そこから株がいったん下落して、上昇してという、要するにベースの形ですね。要するにカップの部分を形成していますということですね。
で、その次に株価がちょっと下落しているんですけれども、ここが取っ手のふるい落としの部分ですね。で、その後買いポイントが来て、そこから株が一気に急上昇ということで、大体50%ぐらい上昇しているのがわかるかなと思います。
はい、そして出来高の方に関しても見ておきたいんですけども、このベースを形成している部分ですね。この出来高っていうのはこの下の赤と青のボリュームみたいになってるやつなんですけども、こちらに関しても底値付近で出来高が一気に減っている日があると思うんですけども、出来高が減ってくるということですね。
取っ手の部分のふるい落としと出来高の変動
次、上昇トレンドに入る前、取っ手の部分のふるい落としで株価が一旦下落するところで、まだ出来高が下がってきていると。そしてその後に出来高が急上昇して株価も上昇していくというのが、すごいわかりやすいかなーという感じですね。
はい、というのがこのオニールが提唱しているよくあるパターンのカップウィズハンドルの解説ですね。この本の中ではカップウィズハンドル以外にもいろんなパターンがあると。で、中には本当にレアなチャートとかですね、そういうのもあって面白いんですけど、一番よく出てくるのはこのカップウィズハンドルだということで、まず一旦この覚えていただければ十分じゃないかなというふうに思っております。
で、これを聞いて、なるほどなとすぐに理解できる方って少ないと思うので、僕もこれ何度も読み直してこの論を作ったので、今後徐々に覚えていけばいいんじゃないかなというふうに思っております。
これ好評のようであれば、もう一つのキャンスリム編、要するにファンダメンタル編ですね。いかにして優良企業っていうのをスクリーニングして絞り込むかっていう、その手法、考え方、こちらについても解説していこうかなというふうに思っております。
記事の主な利点と欠点
この記事の主な利点としては、カップウィズハンドルという株式投資の非常に効果的なチャートパターンについて詳しく解説している点です。また、具体的な例を挙げながら説明しているので、投資初心者でも理解しやすい内容となっています。
一方で、欠点としては、専門用語が多く含まれているため、株式投資に慣れていない人にとっては少し難解に感じ